非通知でかける方法とは？スマホや固定電話の設定テクまとめ

電話をかけるとき、自分の番号を相手に知られたくないと思ったことはありませんか？そんなときに便利なのが「非通知でかける方法」です。しかし実際には、スマホや固定電話、公衆電話などでの非通知発信の手順や注意点を詳しく理解している人は意外と少ないものです。

この記事では、「非通知でかける方法」と検索してたどり着いた方のために、電話を非通知でかける仕組みとは？から始まり、iPhoneやAndroidでの設定方法、184や186の使い方、さらにはLINE通話や楽天リンクでの対応可否まで、幅広く具体的に解説します。

また、ドコモ・au・楽天モバイルなどキャリア別の非通知設定、固定電話・公衆電話からの方法、さらには非通知発信のリスクや着信拒否の対処法もカバーしています。設定を戻す方法や、非通知以外での発信方法も含めて総まとめ！

これを読めば、あなたの目的に合わせて最適な非通知通話の方法がきっと見つかります。続きをぜひご覧ください。

非通知でかける方法を知って安心通話をしよう

・電話を非通知でかける仕組みとは？
・スマホで非通知発信する具体的な手順
・iPhoneで非通知でかける方法（設定あり）
・Androidで非通知でかける方法
・固定電話・公衆電話からの非通知方法
・ドコモ・au・楽天モバイルでの非通知設定

電話を非通知でかける仕組みとは？

非通知で電話をかけるとは、発信者側の電話番号を着信側に表示させない仕組みのことを指します。現在の私は、この機能が日常的に誤解されていると感じていますが、実際は非常にシンプルな技術です。

発信者番号通知（Caller ID）は、電話網に組み込まれている情報であり、発信者の電話番号を相手の端末に伝えるかどうかは、通信事業者や端末の設定によって制御できます。

このとき、「184」を電話番号の前に付けることで一時的に番号を隠す命令をネットワークに送っていることになります。つまり、184を使うことで、その通話に限り番号を表示しないよう指示しているのです。

一方、あらかじめ端末の設定や契約プランで「常に非通知」としておけば、すべての通話で番号を伏せることが可能になります。

しかし、注意すべき点もあります。非通知のまま「110」「119」などの緊急番号に電話すると、位置情報などが通知されず、正確な対応が難しくなることがあります。また、非通知発信は迷惑電話と誤解されやすく、着信拒否されるケースもあります。

こうした点を理解した上で、非通知の仕組みを活用することが大切です。

スマホで非通知発信する具体的な手順

スマートフォンから非通知で電話をかけたい場合、方法は大きく分けて2つあります。一つは発信時に都度「184」を付ける方法で、もう一つは端末設定で常に非通知にする方法です。このため、使うシーンや目的によって最適な手段を選ぶことが重要です。

まず、簡単にできるのは「184+相手先の電話番号」での発信です。

これにより、その1回の通話だけが非通知になります。例えば、相手に一度だけ番号を隠したいときには便利です。逆に、毎回184を付けるのが面倒な人には、端末設定で「発信者番号通知をオフ」にする方法が適しています。

設定場所は機種によって異なりますが、多くのスマホでは「設定アプリ」→「電話」→「発信者番号の表示」などから調整可能です。

ただし、端末やOSのバージョンによっては設定項目の名称が微妙に異なる場合もあるため、必ず取扱説明書か公式サイトを確認しましょう。また、スマホがSIMフリーやMVNO回線の場合、一部の非通知機能が制限されていることもあります。

「スマートフォンから非通知でかける方法」

方法	概要	メリット	注意点・制限事項
① 184を付けて発信	電話番号の前に「184」を付けて発信する	・設定不要ですぐ使える ・1回限りの非通知に便利	・毎回入力が必要で手間がかかる ・一部の着信拒否設定により繋がらないことがある
② 端末の設定で非通知にする	スマホの「設定」→「電話」→「発信者番号の表示」などで設定	・毎回自動で非通知になる ・業務用や習慣的に非通知を使う場合に便利	・相手に着信拒否される可能性がある ・機種やOSによって操作手順が異なる ・一部MVNOでは非対応も

補足事項

• iPhoneの場合：「設定」→「電話」→「発信者番号通知」→オフ
• Androidの場合：機種により異なり、「通話設定」や「その他の設定」にあることが多いです。
• MVNO（格安SIM）使用時：非通知発信が使えない場合があります。契約会社のサポートに確認するのが安心です。

こうした点も事前に把握しておくことで、トラブルを避けることができるでしょう。

iPhoneで非通知でかける方法（設定あり）

iPhoneで非通知発信を行うには、2つの方法があります。1つ目は、電話番号の前に「184」をつけるという単発の操作、もう1つはiPhoneの設定アプリから「常に非通知」に切り替える方法です。私であれば、頻繁に番号を隠したい人には後者の方法をおすすめします。

まず、毎回番号を伏せたい場合は「設定」アプリを開き、「電話」→「発信者番号通知」と進みます。ここで「オフ」に切り替えることで、すべての発信が非通知になります。操作は非常にシンプルですが、注意点もあります。

非通知設定中でも「186+電話番号」でダイヤルすれば、その通話だけは番号が表示されます。逆の操作も可能で、「通知オン」の状態で「184」をつければ、1回限りの非通知通話が実現できます。

iPhoneで非通知発信を行う2つの方法

方法	操作手順・設定場所	特徴	向いている人	注意点・制限事項
①「184+番号」で発信	電話番号の前に「184」をつけてダイヤル（例：184-090-xxxx-xxxx）	その通話1回限りで非通知になる	一時的に番号を隠したい人	・毎回手入力が必要 ・相手が非通知拒否設定の場合、繋がらない可能性あり
② iPhone設定で非通知にする	「設定」アプリ →「電話」→「発信者番号通知」→「オフ」に切り替え	すべての発信を非通知に設定できる	頻繁に番号を非表示にしたい人	・相手によっては着信拒否される可能性あり ・一部MVNOや海外回線では反映されないことがある
補足：一時的に通知する方法	非通知設定中でも「186+番号」でかけると、その1回のみ番号が通知される	柔軟に設定を切り替えられる	状況に応じて通知／非通知を使い分けたい人	・186をつけない限り、すべて非通知のまま ・緊急通報時は必ず番号が通知される

補足ポイント

• 緊急番号（110、119など）には自動的に番号通知されます。非通知設定は適用されません。
• 機種やiOSのバージョンによって、メニュー表示名が多少異なる場合があります（例：「発信者番号通知」→「Caller ID表示」など）。
• 相手のキャリアによっては非通知発信に制限があることがあります（たとえば、着信拒否や自動応答など）。

ただし、非通知設定が有効であっても、緊急通報番号への発信時は番号が通知されるようになっています。また、相手のスマホや通信回線の仕様により、稀に番号が表示されるケースがある点も知っておく必要があります。

iPhoneの設定だけで完結する便利さはあるものの、完全に匿名というわけではないため、状況に応じた使い分けが大切です。

Androidで非通知でかける方法

Androidスマートフォンでも非通知発信は可能です。多くの端末で「184+相手先番号」のダイヤルで一時的な非通知が可能であるほか、設定画面から恒久的に非通知にすることもできます。このように、Androidでは柔軟な設定が用意されており、使いやすさが特徴です。

非通知の常時設定を行いたい場合、設定アプリを開いて「通話」または「ネットワーク設定」から「発信者番号」や「番号表示設定」といった項目に進みます。

機種によって画面構成が異なるため、詳細は製品のマニュアルや公式サポートを確認しましょう。ここで「番号を表示しない」または「非表示」に設定することで、以降のすべての発信が非通知となります。

Androidスマートフォンで非通知発信を行う方法

方法	操作手順・設定場所	特徴	向いている人	注意点・制限事項
①「184+番号」で発信	電話をかける際に「184＋相手の電話番号」をダイヤル（例：184-090-xxxx-xxxx）	1回だけ非通知で発信できる簡単な方法	一時的に番号を伏せたい人	・毎回184の入力が必要 ・相手の設定によっては着信できないこともある
② 設定アプリで常時非通知にする	「設定」→「通話」または「ネットワーク設定」→「追加設定」→「発信者番号」→「番号を表示しない」に設定（機種により異なる）	すべての発信が非通知にできる	頻繁に非通知発信を行いたい人	・Pixelや一部Androidでは設定項目が非表示のこともある ・MVNOでは非対応または制限される場合がある
補足：通知を一時的にオンにする	非通知設定中でも「186＋相手番号」で発信すれば、その1回のみ番号が通知される	一時的に番号表示の切り替えが可能	状況に応じて柔軟に使いたい人	・186をつけないと非通知のまま ・緊急通報時には常に番号が通知される

補足情報

• 非通知発信中の着信拒否リスク：相手が非通知拒否設定をしていると、着信自体ができないことがあります。
• 格安SIM（MVNO）使用時の注意：OCNモバイルONEやIIJmioなど一部回線では、発信者番号制御が端末からできない場合があります。
• Pixelシリーズでは：「発信者番号設定」がOSアップデートによって一部非表示または移動している場合もあります。Google公式ヘルプの参照をおすすめします。

ただし、Pixelシリーズや一部のAndroid OSバージョンでは、この設定項目が非表示になっている場合があります。その場合には、毎回184を付けて手動で非通知にする必要があります。

また、楽天モバイルや格安SIMでは非通知機能が制限されることもあるため、契約先の仕様を事前に確認することが大切です。

非通知発信は便利な一方で、相手によっては着信拒否される可能性もあります。そのため、使用する際は相手の状況や通話の目的を考慮し、適切に活用することが求められます。

固定電話・公衆電話からの非通知方法

非通知で電話をかけたいと考えるのはスマートフォン利用者だけではありません。現在でも、固定電話や公衆電話を利用している人は多く、そうした方々にも非通知発信の方法を知っておくことは有用です。

固定電話や公衆電話から相手に番号を伏せて電話をかけたい場合には、非常にシンプルな操作で実現できます。

具体的には「184」を相手先の電話番号の前に付けてダイヤルすることで、その通話に限り番号を非通知にすることができます。例えば「184-03-1234-5678」のように入力すれば、相手には「非通知」として表示されます。

これはスマートフォンと同様、通信ネットワーク側が発信者番号を隠す処理を行うため、機種の種類に関係なく利用可能です。

ただし、公衆電話の場合、機種によっては非通知発信ができないものもあります。また、固定電話に関しても、回線がIP電話や一部のケーブルテレビ電話の場合、184が機能しない可能性もあるため、事前に通信事業者の仕様を確認しておくことが望ましいです。

一方で、非通知発信は相手に不審感を与えやすく、着信拒否されるケースもあります。とくに法人の電話や個人宅では、非通知設定の電話を自動でブロックする機能が有効になっていることが多いため、重要な連絡には注意が必要です。

こうしたリスクを理解した上で、必要な場面に絞って使うのが賢明でしょう。

ドコモ・au・楽天モバイルでの非通知設定

キャリアごとに非通知発信の設定方法は異なります。ドコモ、au、楽天モバイルなど主要3社の設定手順を知っておくことで、状況に応じた発信が可能になります。これを理解しておくと、毎回184を付ける手間を省けるだけでなく、トラブルを未然に防ぐことにもつながります。

ドコモの場合、「184＋電話番号」での一時的な非通知発信が可能なだけでなく、端末の「設定」から常時非通知に切り替えることもできます。ただし、PixelシリーズやAndroid OS 15以降、2024年10月以降発売の機種では「設定」からの操作ができない仕様になっており、この場合は184を使うしかありません。

auでは、AndroidとiPhoneのどちらにも対応した設定メニューが用意されており、「設定」→「アプリ」→「電話」→「発信者番号通知」から「オフ」に切り替えることで非通知にできます。ただし機種によっては、OSのバージョンやUIの違いによりメニュー表記が異なる場合があります。

楽天モバイルは、専用アプリ「my 楽天モバイル」から設定可能です。アプリを開き、「契約プラン」→「プランに含まれるオプションサービス」へ進み、「発信者番号非通知」のON/OFFを切り替えるだけで常時非通知が有効になります。

特に楽天リンクを利用している場合、発信時に非通知になることがあるため、設定と発信アプリの併用にも注意が必要です。

それぞれのキャリアに合った操作方法を知っておけば、安心して非通知通話を活用できます。

非通知でかける方法と注意点・解除方法まとめ

・184を使った非通知発信の意味とリスク
・186を使って番号通知に戻す方法
・非通知でかけたら相手にバレるのか？
・非通知発信の着信拒否や対処法
・非通知以外でかける方法と設定解除の流れ
・LINE通話・楽天リンクでの非通知対応可否

184を使った非通知発信の意味とリスク

「184」を電話番号の前に付けて発信すると、その通話は非通知として扱われ、相手の端末には電話番号が表示されなくなります。これは、通信網に「この通話は発信者番号を隠してください」という信号を送る簡易な方法です。

設定不要で誰でもすぐ使えるため、多くのユーザーに知られています。

一方で、184を使う際には知っておくべきリスクも存在します。最も大きなリスクは「信頼性の低下」です。非通知の着信は迷惑電話と認識されやすく、個人宅や企業では非通知を自動でブロックしているケースが増えています。

そのため、184を付けてかけた電話が相手に届かないことも少なくありません。

また、緊急通報（110、119など）の際に184を使うと、発信元の位置情報が通知されず、正確な対応が難しくなることがあります。これは命に関わる場合もあるため、緊急通話では必ず番号通知にしてかけるべきです。

さらに、国際電話や一部の海外通信事業者では、非通知発信そのものがブロックされてしまい、通話が成立しないケースもあるため、海外利用時にも注意が必要です。

このように184は便利な反面、信頼性や安全性の観点から制限があることも事実です。短期的な目的で使う分には有効ですが、恒常的な手段としては慎重に考えるべきでしょう。

186を使って番号通知に戻す方法

非通知設定の状態で電話をかけている場合、特定の相手にだけ自分の番号を伝えたいこともあります。そうしたときに便利なのが「186」です。184と逆の働きを持ち、一時的に番号通知を有効にするコマンドとして機能します。

たとえば、iPhoneの設定で常時非通知にしている場合でも、「186＋相手の電話番号」と入力して発信すれば、その通話だけは番号が相手に表示されます。つまり、一時的に通知状態に戻す手段として非常に有効です。

これを理解しておけば、非通知を基本としつつ、必要に応じて番号を知らせる柔軟な運用が可能になります。

また、通信事業者によっては、非通知設定中の通話では通話料が加算されたり、接続されないケースもあるため、186を使って番号通知することで通話品質や接続の安定性が向上することもあります。

ただし、186を使用しても一部の端末やネットワーク環境によっては正しく番号が表示されない場合もあるため、相手に届いた後の確認が必要です。また、国際電話や一部のIP電話では186が機能しないこともあるため、万能ではないことも理解しておきましょう。

このように、186は非通知状態から一時的に番号を見せたいときの有効な手段です。うまく使い分けることで、よりスムーズな通話体験が実現します。

非通知でかけたら相手にバレるのか？

非通知発信を利用する際、多くの人が「相手にバレるのでは？」と不安になるかもしれません。

結論から言えば、非通知でかけた場合、相手の端末には発信者番号は表示されず、「非通知」「不明な番号」「番号非表示」といった表記になります。ただし、絶対に誰にもバレないというわけではありません。

というのも、着信側が特定のアプリや着信管理サービスを利用している場合、発信者の情報を逆引きしたり、非通知着信のパターンを記録したりすることが可能です。

さらに、法人やコールセンターでは、PBX（構内交換機）を使ってログを残す仕組みを持っており、番号自体が分からなくても通話の時間や頻度などで特定される可能性もゼロではありません。

加えて、緊急通報（110、119など）に非通知でかけたとしても、通信事業者側では発信元番号や位置情報を把握しています。これは安全確保のための例外であり、一般の電話とは扱いが異なります。

つまり、通常の個人間の通話においては非通知でバレることはほぼありませんが、技術的・運用的な例外が存在することも事実です。「完全に匿名だから安心」とは言い切れないという点は、頭に入れておく必要があります。

非通知発信の着信拒否や対処法

非通知でかけたのに相手に電話がつながらないという経験をしたことがある方は多いでしょう。実際、近年では非通知の着信を自動的に拒否する設定が、スマートフォンや固定電話に標準装備されていることが増えてきました。

特に迷惑電話対策として、非通知の着信を受け付けないユーザーが増加傾向にあります。

例えば、iPhoneやAndroidのスマホには「不明な番号からの着信を消音にする」「非通知着信を拒否する」といった機能があり、あらかじめONにしている人も多くいます。

また、NTTの固定電話サービスでは「ナンバーお知らせ136」や「ナンバー・ディスプレイ契約者が非通知を自動でブロックする」などの有料オプションが用意されていることもあります。

このような状況では、184をつけた非通知発信は着信自体がブロックされたり、着信音が鳴らなかったりするため、相手に気づいてもらえません。仮に留守電に切り替わったとしても、番号が表示されないため折り返しの連絡は期待できません。

もし、どうしても非通知で連絡を取りたい場合は、事前に「非通知で連絡する」と伝えておくか、LINEやSMSなどで補足するのが現実的です。もしくは、186を使って一時的に番号通知することで、確実に通話をつなげる工夫も検討しましょう。

非通知以外でかける方法と設定解除の流れ

非通知発信を使っていたものの、やはり番号を通知してかけ直したいというケースは少なくありません。そのようなときには、「非通知設定を解除」または「186を使った一時的な通知」が選択肢となります。

まず、スマホに常時非通知の設定をしている場合、その解除方法は端末の種類によって異なります。

iPhoneであれば「設定」→「電話」→「発信者番号通知」へ進み、「オン」に戻すことで番号通知が有効になります。Androidでは「設定」→「アプリ」→「電話」→「発信者番号通知」で切り替えることが可能です。

ただし、前述のようにAndroidの一部機種では2024年以降、設定メニューから発信者番号の操作ができなくなっているため、その場合は184・186などのプレフィックス番号を活用するしかありません。

楽天モバイルのようなキャリアでは、専用アプリ「my 楽天モバイル」から非通知設定のON/OFFを操作できるため、確認してみましょう。

一時的に非通知設定を解除して発信したい場合は「186＋相手の番号」で発信すれば、その通話だけ番号を通知できます。これにより、常時設定を変更する手間なく、状況に応じた発信スタイルを取ることができます。

非通知発信を解除して番号を通知する方法

方法	操作手順・設定場所	特徴	向いている人	注意点・補足事項
① 常時非通知の解除	iPhone：設定 → 電話 → 発信者番号通知 → オンにする Android：設定 → アプリ → 電話 → 発信者番号通知 → 番号を表示（機種により異なる）	常時非通知設定を完全に解除し、すべての通話で番号通知される	非通知発信をやめて、今後はすべて通知でかけたい人	・Androidでは機種やOSバージョンにより設定項目が見えないこともある ・一部MVNOでは操作不可
② 一時的に通知して発信	ダイヤル時に「186＋相手番号」を入力（例：186-090-xxxx-xxxx）	常時非通知設定が残ったままでも、その通話1回だけ番号通知が可能	状況に応じて通知／非通知を使い分けたい人	・忘れずに186をつける必要あり ・186発信は一部機種で履歴に残らない場合がある
③ 楽天モバイルでの切り替え	「my 楽天モバイル」アプリ → 通話設定 → 発信者番号通知 → オン／オフ切り替え	アプリ経由で簡単に操作でき、Androidでも確実に設定可能	楽天モバイル利用者で、アプリ操作に慣れている人	・機能がOSに依存しないため、端末に関係なく制御できるのがメリット

補足ポイント

• 186での発信は、相手のスマホに「通知番号あり」で表示されるため、信頼感を与えやすいです。
• 一部のビジネス相手や公共機関は、非通知からの電話を受け付けない場合があるため、必要に応じて通知に切り替えましょう。
• Android端末の中には、2024年以降のアップデートで「発信者番号通知」設定が消えているものがあるため、Google公式サポートかキャリアの設定アプリを利用するのが安心です。

相手との信頼関係を保つためにも、通知発信の切り替え方法を理解しておくことは非常に重要です。

LINE通話・楽天リンクでの非通知対応可否

スマートフォンの普及とともに、LINE通話や楽天リンクのようなインターネット経由の通話アプリも一般的になってきました。では、こうしたアプリで非通知発信が可能なのかというと、基本的には「不可」であると理解しておくべきです。

LINE通話においては、相手のLINEアカウントを通じて通話を行うため、そもそも「電話番号」を介さない仕組みになっています。つまり、電話番号を非通知にするという概念自体が存在しないのです。

相手がLINEでの着信を許可していれば、名前やアイコンが表示されるため、匿名性はほとんどありません。

一方、楽天モバイルの専用アプリ「楽天リンク」では注意が必要です。通常の楽天リンク通話では、通信量が無料になる代わりに「番号が通知されないケースがある」とされており、相手によっては「非通知」と表示されることがあります。

これはアプリ仕様によるもので、楽天モバイルの設定とは連動していない点に注意しましょう。

したがって、LINE通話は基本的に非通知設定が関係ない仕組みですが、楽天リンクを使う場合は番号通知の挙動を事前に確認し、重要な連絡には通常の電話発信を検討するのが望ましいです。

こうした通話アプリごとの特性を把握し、目的に応じて最適な方法を選ぶことが、円滑なコミュニケーションにつながります。

まとめ：非通知でかける方法について

・非通知発信とは相手に自分の電話番号を表示させない仕組み
・「184」を使えば一時的に非通知で発信できる
・スマホの設定で常時非通知に切り替えることも可能
・iPhoneは「設定」→「電話」→「発信者番号通知」から操作できる
・Androidでは「通話」や「ネットワーク設定」から非通知設定が可能
・固定電話・公衆電話でも「184＋番号」で非通知が使える
・ドコモ・au・楽天モバイルでは設定方法がそれぞれ異なる
・楽天モバイルは専用アプリから非通知のON/OFFが可能
・「186」を使えば非通知設定でも一時的に番号を通知できる
・非通知発信は着信拒否や自動ブロックの対象になる場合がある
・緊急通報では非通知が無効となり番号や位置情報が通知される
・非通知でかけても一部のシステムやアプリで身元が特定されることがある
・非通知設定はスマホのOSや通信キャリアによって制限されることがある
・LINE通話は電話番号を使用しないため非通知設定の影響を受けない
・楽天リンクでは相手に非通知表示となる場合があるため注意が必要